昨日、日経新聞のインタビューを受けた。
若くて聡明な女性記者で、楽しく会話できたが、
『おぼっちゃまくん』と小林よしのりについて、
どのような受け止め方をしているのかが分かって、
いろいろ面白かった。
テレビ朝日の発表で、『おぼっちゃまくん』の新作が
日本とインドの共同作業で制作されていると発表された
とき、記者たちが盛り上がったらしい。
なにしろ『おぼっちゃまくん』が30年ぶりに復活して、
それが4億の子供がいるインドで視聴率№1になり、
現在、作者小林よしのり監修のもとに、日本人の脚本家
とインドのアニメーターが、共同で制作進行中であり、
来年にもインドで放映されるという展開に、驚嘆の
声が上がったらしい。
そうか、30年の時を経て甦った『おぼっちゃまくん』と
いうのが驚きなのか!
もちろんインドで№1なのも、インドで制作されている
ことも驚きらしい。
わしにしてみれば30年が相当長い年月だったという意識が
ないし、『おぼっちゃまくん』を完結させた意識もなかった。
続きを描かないままで、あっという間に30年経ってしまった
から、来年から『おぼっちゃまくん』の原作を描いて
おこうとまで思っている。
インドでまたヒットしたら、3クール目の新作をやろうと、
野心家の隅田プロデューサーが言い出すかもしれない。
問題は、わしが今、『おぼっちゃまくん』を描けるかどうかだ。
昔の作品を読むと、天才なんじゃないか!と仰天するから、
自分との戦いに勝てるかどうか、全く分からない。
どうなるんだろう?