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小林よしのり
2024.10.3 05:50日々の出来事

『おぼっちゃまくん』の新作をわしは描けるのだろうか?

昨日、日経新聞のインタビューを受けた。
若くて聡明な女性記者で、楽しく会話できたが、
『おぼっちゃまくん』と小林よしのりについて、
どのような受け止め方をしているのかが分かって、
いろいろ面白かった。

テレビ朝日の発表で、『おぼっちゃまくん』の新作が
日本とインドの共同作業で制作されていると発表された
とき、記者たちが盛り上がったらしい。
なにしろ『おぼっちゃまくん』が30年ぶりに復活して、
それが4億の子供がいるインドで視聴率№1になり、
現在、作者小林よしのり監修のもとに、日本人の脚本家
とインドのアニメーターが、共同で制作進行中であり、
来年にもインドで放映されるという展開に、驚嘆の
声が上がったらしい。

そうか、30年の時を経て甦った『おぼっちゃまくん』と
いうのが驚きなのか!
もちろんインドで№1なのも、インドで制作されている
ことも驚きらしい。

わしにしてみれば30年が相当長い年月だったという意識が
ないし、『おぼっちゃまくん』を完結させた意識もなかった。
続きを描かないままで、あっという間に30年経ってしまった
から、来年から『おぼっちゃまくん』の原作を描いて
おこうとまで思っている。
インドでまたヒットしたら、3クール目の新作をやろうと、
野心家の隅田プロデューサーが言い出すかもしれない。

問題は、わしが今、『おぼっちゃまくん』を描けるかどうかだ。
昔の作品を読むと、天才なんじゃないか!と仰天するから、
自分との戦いに勝てるかどうか、全く分からない。
どうなるんだろう?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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